裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか (ゼノンコミックス)

裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか (ゼノンコミックス)

裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか (ゼノンコミックス)

実話ならではの心情とか胸にせまるものがあります。
観察者から観察される側へと立場が変わったこと。それに対して身内の内情を描ききると行ったことに対するプレッシャーというか自責心は相当なもんだと思いますが、読み手はそこまで感じないんですよねえ。逆に、誤解されないよう丁寧に書くと言い訳っぽくなるし、心情書きすぎると鬱陶しく感じる。残念だけど、そこは他人だから。 だからその匙加減が難しい。特に作中の対談は最後にまとめた方が良かったと思う。途中に挟んでしまうと、この作品に対する言い訳が途中ではさまる感じがして少し興ざめな印象。