まるまる動物記(2) (アフタヌーンKC)

完結。2巻はボリュームは多いが、自分的にはちょっととっつきにくかったテーマが多かったかなあ。題材としてしかたないっちゃー仕方がないけど、
利己的な遺伝子の考え方って生物学的に相当大きな影響を与えたよなあ。
知った当時はDNA論から生まれた、こじつけっぽい印象もあったけど、応用の広さからどんどん発展していったなあ。ライオンやシマウマの体の柄が、生存本能のためのデメリットよりも生殖行為のメリットが優先した結果というには面白いなあ。複雑な生物は単純な理屈よりも理由が優先する。生命は複雑でいて単純であり進化しつつ退化するみたいな。